「え!?え、え、私なにも」


いや、何もしなかった訳じゃないけど!


「…………何かしたみたい」

「…ま、制御不能なのはおあいこだし仕方ないねー。とりあえず、こっから逃げよ?」


人気のない路地、だった。

「人もいないし大丈夫だよね」

「そうだね。念のためよ、念のため」