The power

私が呪文を呟いたとたん、

「え、何コレ…」


ピンクや青やオレンジの光の粒が噴水のように教室に散らばり、頭上に光の膜みたいなものができた。

「白河すげーな!俺そんな綺麗じゃなかったよ!」


涙が楽しそうに誉めてくれた。

「わぉ、海歌すごいじゃん!!あたしもやってみるね!」

羽衣も真剣な表情になり、唱えた。

「ルミエール・マティナール」

光のリングが羽衣の上にでき、部屋全体に優しい光が降りそそいだ。

ぽかぽかしてて…何だか癒されそうな。


「ん。次、俺な」

五木が唱える。

「ルミエール・マティナール」


…何も起こらない。


「あー…じゃあ璃和次に「黙れ涙」」

また五木が涙のスイッチを入れた…。

「ルミエール・エクラトント」

稲妻が走り、教室中に目が眩むほどの光の柱が立った。

「「わー…」」

やっぱり私たちペアは息ピッタリですね、はい。


「はーい、じゃあ俺やるね」

百瀬も唱える。

「ルミエール・エクラトント」

光の球が雨のように降り注ぎ、

「痛い痛い痛い百瀬ぇー!!」

想像を絶する程の痛み。


「うわ、ごめん…。」

びっくりして固まっちゃってるよ百瀬。

優しいもんね…