The power

「あれ、百合野さん」


「百瀬…」


目を真っ赤に腫らして毎日登校してくる彼女。


「どこ行くの百瀬」


「美化委員のとこ…白河の好きな花もらってくるんだよ」


百合野さんは一瞬、泣きそうな顔をしてから笑った。

「そっか。きっと喜ぶね海歌」



1人1人を笑顔にしていくことが俺にできること。


唯一、俺が白河にできることなんだ。