☆☆☆
そして放課後。
あたしは先生にお礼を言うためかんなには先に帰ってもらった。
教室で本を読んで少し時間を潰して、帰る支度をする。
先生は一度職員室へ戻ってから【資料室】へ行っているみたいなので、時間調節をしたのだ。
「よし」
いつも通りトイレによって身だしなみをチェックする。
リップを塗ってビューラーでまつ毛を上向きにさせて、ブラウスのボタンに手をかけて……それを止めた。
Sの要素がある先生をこれ以上挑発する必要はない。
そう思い直したのだ。
先生がそういういやらしい気分になっても全然問題ないんだけれど、
やっぱり簡単にそういう関係になることは避けたかった。
ただでさえ、教師と生徒という関係なんだもん。
今までの恋愛と同じようにはいかないだろう。
あたしは第一ボタンまでしっかりとめて、トイレを出たのだった。
そして放課後。
あたしは先生にお礼を言うためかんなには先に帰ってもらった。
教室で本を読んで少し時間を潰して、帰る支度をする。
先生は一度職員室へ戻ってから【資料室】へ行っているみたいなので、時間調節をしたのだ。
「よし」
いつも通りトイレによって身だしなみをチェックする。
リップを塗ってビューラーでまつ毛を上向きにさせて、ブラウスのボタンに手をかけて……それを止めた。
Sの要素がある先生をこれ以上挑発する必要はない。
そう思い直したのだ。
先生がそういういやらしい気分になっても全然問題ないんだけれど、
やっぱり簡単にそういう関係になることは避けたかった。
ただでさえ、教師と生徒という関係なんだもん。
今までの恋愛と同じようにはいかないだろう。
あたしは第一ボタンまでしっかりとめて、トイレを出たのだった。