教室へ戻る廊下、詩がそう言う。


「あはは、ごめんね。先生もあたしが寝不足だって気づいていたみたいで、心配してくれたの」


微笑んでそう言うと、かんなはホッとしたような笑顔を浮かべた。


「そっか。それならいいの」


「色々と心配かけてごめんね、かんな。ちゃんと言える日が来たらかんなに一番に伝えるからね」


「うん。待ってる」


かんはそう言って笑顔を浮かべる。


やっぱり、あたしにとってかんなは一番の親友だ。