先生があたしの頬に手を触れた。
その温もりがくすぐったい。
「ずっと、詩の事が好きだった」
「……え?」
聞き間違いかと思った。
でも、先生は真っ直ぐにあたしを見ていて、確かに聞こえた言葉だった。
「詩の担任になってから、いつも少し大人っぽくて斜に構えているような詩が気になっていた」
「う……そ……」
「嘘じゃない。大人っぽくしているけれど、本当はまだまだ子供で経験不足だということも、見ていればわかった。
そんな詩を見ているうちに、可愛いなと思っている自分がいた」
先生が嬉しい言葉で鼓膜を震わせるものだから、あたしの涙腺は緩んでいく。
「脅されたのは、俺にとって都合がよかったんだ。弱味を握られたことにして、詩と付き合うことができるんだから」
「……だから、ずっと脅されているフリをしていたの?」
「そういうこと」
「……意地悪」
「ごめん」
その温もりがくすぐったい。
「ずっと、詩の事が好きだった」
「……え?」
聞き間違いかと思った。
でも、先生は真っ直ぐにあたしを見ていて、確かに聞こえた言葉だった。
「詩の担任になってから、いつも少し大人っぽくて斜に構えているような詩が気になっていた」
「う……そ……」
「嘘じゃない。大人っぽくしているけれど、本当はまだまだ子供で経験不足だということも、見ていればわかった。
そんな詩を見ているうちに、可愛いなと思っている自分がいた」
先生が嬉しい言葉で鼓膜を震わせるものだから、あたしの涙腺は緩んでいく。
「脅されたのは、俺にとって都合がよかったんだ。弱味を握られたことにして、詩と付き合うことができるんだから」
「……だから、ずっと脅されているフリをしていたの?」
「そういうこと」
「……意地悪」
「ごめん」



