イケメン先生は危険男子でした!?

なにを勘違いしているのか、そんな模索を始める2人。


はぁ……。


本当に別れているんだけどなぁ……。


でも、敵の彼女を信用できないのは当然のこと。


仕方ないか。


「あの、それならあたしを計画通り人質にしてください。逃げたり隠れたりしませんから」


「……は?」


「それで待っても先生が現れなかったら、あたしが言ったことは本当ってことですよね?」


「あ、あぁ。まぁな……」


「あたしが真実を言っているとわかった時点で、解放してください。いいですか?」


「わ、わかった」


こうして、あたしは大人しくこの黒服の男たちに連行されることとなったのだった。