イケメン先生は危険男子でした!?

男たちは真っ直ぐにこちらへ向かってくる。


その異様な光景に、あたしの体は硬直していた。


その場に突っ立ったまま、ボーッと男たちを見つめる。


次の瞬間。


男があっという間にあたしの周りを取り囲んだのだ。


「な……っ!?」


『なに?』


と、聞く暇さえ与えられなかった。


男の1人はあたしのバッグを奪い、その中から生徒手帳を取り出した。


あたしの名前を確認すると「間違いない、こいつだ」と言い、あたしの体を軽々と持ち上げたのだ。


まるで荷物を運ぶように肩に乗せられ、通学路から人通りの少ない道へと連れ込まれる。


「ちょっと……! どういうつもりよ!?」


この異常事態にあたしは焦り、男の肩の上でもがく。


「うるさい、黙らせろ」


誰かがそう言いあたしは地面へと下ろされた。


今の隙に逃げられるかと思ったけれど、その考えは甘かった。


何人もの男にかこまれて逃げ道なんてどこにもない。