あたしは自分の部屋から安岡君と杉田君が帰って行く姿を見送って、ホッと息を吐き出した。
あたしと先生の関係が終わってしまったとわかれば、あの2人ももうここへは来ないだろう。
「ありがとう2人とも」
2人がいたおかげで、あたしは新しい世界をみることができた。
ドキドキ、ワクワクするような男たちの世界。
先生の別の顔も見れた。
カッコよくて、仲間思いで、熱くって。
きっと、普通の子が経験できないような事を、沢山経験できた。
それだけで、十分だった。
先生のことはまだ好きだけど……。
すぐに忘れることも、きっとでいないけれど……。
「ありがとう……」
少し滲んできた視界の中、あたしは遠ざかる2人の背中へ向けてそう呟いたのだった。
あたしと先生の関係が終わってしまったとわかれば、あの2人ももうここへは来ないだろう。
「ありがとう2人とも」
2人がいたおかげで、あたしは新しい世界をみることができた。
ドキドキ、ワクワクするような男たちの世界。
先生の別の顔も見れた。
カッコよくて、仲間思いで、熱くって。
きっと、普通の子が経験できないような事を、沢山経験できた。
それだけで、十分だった。
先生のことはまだ好きだけど……。
すぐに忘れることも、きっとでいないけれど……。
「ありがとう……」
少し滲んできた視界の中、あたしは遠ざかる2人の背中へ向けてそう呟いたのだった。