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いつの間に眠ってしまったのだろうか?


あたしは窓からの朝日を浴びて目を覚ました。


「うわ……寝ちゃってたんだ」


看病していたハズなのに、気が付けばベッドの真横で横になっていたあたし。


カーペットの上で寝てしまったので体が痛い。


変に固まってガチガチになってしまった体を起こすと、先生の寝顔が見えた。


顔色がいいように見える。


おでこに手を当ててみると、ほとんど熱はかんじられなかった。


もしかして熱が下がったのかな?


すぐに体温計を取り出して、先生を起こさないようにそっと脇の下に挟んだ。


汗でパジャマが濡れているから着替えさせてあげたいけれど、さすがにそこまでの力はない。


あたしは仕方なくクローゼットから替えのパジャマを取り出して、ベッドの横に置いておくことにした。


「あ、平熱だ」


体温計を確認すると36度5分。


熱は完全にさがったみたいでホッとして笑顔が漏れる。