「今回の件では柳本さんもかなり頭に来ているらしいし、詩、お前がいた方がなにかと安心だ」


「あたしがいた方が安心……?」


あたしは安岡君の言葉にあたしは首を傾げる。


「あぁ。今日の夜また呼びに行くから。集会で柳本さんを止めてくれよ」


「へ……?」


先生を止める?


それってどういう意味?


そう聞きたかったけれど、2人はあたしに伝えたいことだけ伝えると、さっさと教室へ戻っていってしまったのだった。