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いつ、カンナに本当の事を説明しようか……。


正式に付き合っているとは言えないあたしと先生の関係。


嬉しいことも沢山あるけれど、でもそれを伝えるにはまだ早い気がする。


せめて、ちゃんと彼女になれてからかんなに説明したい……。


そう考えながら教室へ入り、席に座る。


教室内にはまだ数人の生徒しかいない。


少し早く来たみたいだ。


教科書を取り出して机の中へ入れていると、廊下からドタドタと足音が聞こえて来て、あたしはドアの方へ視線をやった。


朝早くに廊下を走るなんて一体誰?


まだ遅刻するような時間でもないし……。


そう思って少しドアを開けて廊下へ視線を投げた時、安岡君と杉田君の姿が見えた。


なんだかすごく焦った様子で廊下を走っているけれど……。


と、思った瞬間。


2人がこの教室のドアの前で足を止めたのだ。


……まさか、あたしに用事とかじゃないよね?