そんなあたしを見て、お父さんは慌てて言葉を付け加えた。


「ただし! お前はまだ高校生だ。健全な付き合い方をしろよ!


 それから、夜黙って出歩くのは禁止だ!」


え……。


黙って出歩くのは禁止ってことは、ちゃんと伝えれば大丈夫ってことだよね?


お父さんの言葉をプラスにとらえたあたしは、余計に笑顔が止まらない。


「うん。ありがとう、お父さん!!」


あたしはそう言い、お父さんに抱きついた。


そうだ、あとから安岡君にも連絡しとかなきゃね。


なにも問題なかったよって。


「ニヤケてないで、さっさと食事をすませろ!」


お父さんはそう言い、プイッとそっぽを向いたのだった。