イケメン先生は危険男子でした!?

また涙が出そうになった時、携帯電話が鳴り始めた。


メールの着信音だ。


ベッドのサイドテーブル手に手を伸ばして、携帯電話を取る。


画面を見ると安岡君からのメールが一件届いていた。


昨日集会が終わってから安岡君と杉田君の2人と番号交換をしたんだ。


また、先生の夜の顔が見たい。


そう思って連絡をとれるようにしたんだ。


メールを開くとそこにはこう書かれていた。


《昨日、集会後の事を柳本さんから聞いた。


無理やり連れ出してごめん、怒られてないか?


もし何かあったら俺がちゃんと説明するから、連絡してくれ》


絵文字も顔文字も使われていないメール。


でも、それだけで少し心が軽くなるようだった。