イケメン先生は危険男子でした!?

これだけの人数を先生が束ねているんだ……。


それはあたしの知っている先生では考えられないことで、あたしはただ周囲を見回し、ドキドキしていた。


と、その時だった。


倉庫の中央の一段高くなったステージ上に、先生が現れたのだ。


先生は真っ黒な上下で、首からドクロのネックレスをかけている。


髪の毛もワックスで固めておでこを出しているため、昼間とは印象が随分違う。


まるで別人みたいだ。


それでもカッコよさは倍増されて見えて、あたしの心臓は更に高鳴り始めた。


あたし、あんな人とキスしちゃったんだ……。


先生がステージに立つと、周囲のざわめきはあっという間に消えていって、今はシンとしている。


これだけの人数の男たちが一瞬で口を閉じるなんて、すごい……。


先生はステージ上のメンバーたちを見回しそして口を開いた。


「今日集会を開いたのは、俺たちの縄張りで薬物を売りさばいていた奴らを捕まえたからだ」


薬物って……。


まさか昼間のことじゃないよね?