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そしてその夜。


あたしはいつものように自分の部屋に戻り、ドライヤーでシャワー後の髪をかわかしていた。


「明日は何を作ろうかなぁ」


今日のハンバーグが予想以上に好評だったため、あたしはそんな事を呟いた。


料理も勉強すればもっと面白くなるかもしれない。


数学の授業と同じだと、あたしは思った。


明日は日曜日だし予定も入っていないし、もう少し凝ったものを作ってみようかな。


ロールキャベツとか、煮物とか。


どれも家族の大好物だ。


そう考えているといつの間にか髪は乾いていて、あたしはドライヤーのスイッチを切った。


「そろそろ寝ようかな」


時刻は夜の１１時前。


まだ早い時間だと言う友達もいるけれど、あたしはいつもこのくらいの時間にはベッドに入るようにしていた。