あたしはアランをリビングに戻し、すぐに自室へと入った。


先生との初デートに部屋着のまま行くわけにはいかない。


あたしはクローゼットを開けて頭を悩ませた。


先生は外で待っているのだから服選びに時間をかけることもできない。


結局あたしは、お気に入りの薄いピンクのワンピースに、ジャケットを羽織って外へ出た。


「お待たせしました!」


あたしが外へ出ると、先生は車の中でタバコを吸っていた。


その姿がすごく様になっていて、大人の男を感じさせる。


「おぉ、似合ってんじゃん」


あたしの服を見てそう言う先生。


えへへ。


褒められちゃった。