「そう………なんですか………… 何かすいません………」 大河はそう言うとお母さんに向かって 頭を下げる 私と奈々も一緒に頭を下げた 「ううん、謝らないで 大河くん達のせいじゃないと思うから」 俊介のお母さんはニコッと笑うと 「学校始まっちゃうでしょ? 今日は俊介休ませるから」と言って 玄関まで見送ってくれた 私達は俊介の家の大きな庭を抜けて 学校へと向かう