「何か色々訳わかんねぇんだけど」
俊介は頭を冷やすようにか
公園にある蛇口をひねって顔を洗う
「ねぇ、確認するけどさ
美咲って死んだよね?」
私の言った言葉に場が凍りつく
言ってから後悔するがもう遅い
「し、死んだよ
現に俺たちは美咲の死体を見たんだ」
顔を洋服で適当に拭いて俊介は言う
「こっくりさんに聞いてみようよ」
更に場が凍りつく言葉を“誰か”が言う
「で、でも………こっくりさんは………」
こっくりさんをやれば
呪われる気がしてならない
ここにいる4人が思っただろう
「でも確かにこのまま訳のわからない
恐怖に怯えてても何も解決しないし
イチカバチカやってみるだけやってみようよ」
「だな………
しっかりルールを守れば大丈夫なのかも
しれないし………」
ルールを守る
それは美咲がやらなかった事をやれば
美咲のようにはならないと言うことだろうか
こっくりさんの存在を信じていなかった
俊祐までもがこっくりさんに頼ろうとしてる
何をしても無駄ならあの日と同じ事をすれば
何が変わるかもしれない
そう思った私達はこっくりさんをやる事にした