「俊介…あんまり大きい声出すなよ
そもそも俊介がこっくりさんをやろうなんて言わなければこんな事になんかならなかったかもしれないんだし」
大河は俊介を見ずにどこに視線が行ってるのかわからないような表情で言う
「はっ………なんだよ大河………
俺が全部悪いってのかよ!!!
お前だってあの時乗り気だったじゃねーか!」
俊介は大河の胸ぐらを今にも殴りそうな
勢いで掴む
「それは………
なら奈々だって乗り気だった」
「え?私!?
俊介がやろうやろう言うからそれに乗っただけだし」
奈々ら突然話を流され慌てる
「なんだよ、また俺か「もうやめてよ!」
気付くと私は3人に向かって思いっきり
叫んでいた
「美咲以外はあの時乗り気だったじゃん!
私だって奈々だって大河だって俊介だって
押し付け合うのやめようよ………」
視界が歪み初めて涙が頬をつたう


