少しの沈黙が流れた









「あのさぁー、こっくりさんで使った紙と
10円玉どーするー???」




奈々は紙と10円を見ながら言う






「あー、忘れてた」



「私あんまり持っていたくないな……」



なんとなく怖いし………





「だよな………」



「捨てちゃえばー?」



俊介が紙と10円取ってゴミ箱に
入れようとする



「それもそれで怖くない?」



大河はそれを止めるように俊介に言う





「確かに」



遊びだとわかっていても怖いと思うのは
皆同じなのかな






「じゃあ、ジャンケンで負けた人が
持ってるって事でいいんじゃん?」



「いいぜ、恨みっこなしな」



「わかった」