バサっ
私はノートを落としてしまう
真っ赤なその字が心臓を突き刺す
「いや…………やだやだ
こんなの……思い出したくない!!!
いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」
あの日
4月7日私達は美咲を殺していたんだ……
違う!殺したつもりは無かった!!
ただ私達は美咲の事が嫌いだった
4人の中に図々しく入ってきたのに
わがままで自分勝手な美咲が…………
だから少し懲らしめてやろうと思って
小屋に閉じ込めた
でも!閉じ込めただけだし
少し力を入れれば開く扉だった
あんなので死ぬ訳がないんだ!
そうだ、きっと違う!!!


