「ごちそうさま」 そう言って食器を片付けると 自分の部屋に向かう 唯衣は人形を抱きながら寝ている 「あら?大河の好きな番組やるわよ?」 いつも欠かさず見ている番組を 見ずに部屋に向かう俺を少し心配して 母さんが聞いてきた 「今日は眠いから寝る」 「そう、おやすみ」 「うん、おやすみ」