放課後、夏希と一緒に優のお迎えを待っていると



「柚葉、ちょっと来い」



そう言って私の手を掴むこいつは元彼の文也



「…何?用があるならここで済ませてくれない?」



冷たい声で言うと、文也は一瞬悲しそうな目をして



「二人で話したい。ついて来い」



そう言って強引に私の腕を引っ張る



「ちょ、柚葉になにすんの!」



夏希がそう言うも文也は完全無視で歩みを進める