「よし!これで持ってくものは完璧!」


最終確認を済ませて優が来るのを待つ


遼祐は部活の合宿で朝早くから出かけてしまった


クリスマスに合宿なんてねぇ


むさ苦しい男だらけでクリスマスとは…


可哀想な遼祐…


ひとり哀れんでいると



――――ピンポーン


インターホンが鳴った


あ!優が来た!


「はーい!」


パタパタと急ぎ足で玄関へ向かう


扉を開けると相変わらずかっこいい優が立っていた