君と過ごした日

「なんで、嘘をつく?」


「へっ?」


あ、優くんが言ったのか。


「嘘って、何が?」


「お前はさ、確かに嘘をつくの、上手いと思うよ。事実、病気の事は、お前に言われるまで全く気がつかなかったからな。」


何を…。


「お前の嘘は、違和感なんて感じさせないくらい、完璧だよ。本気で、隠したい時は、な。」


「何が、言いたいの。」


「お前、今何の為に嘘をついてる?何を守る為に、嘘をついてるんだ?」


「優心、何を言ってるんだ?」


「今のお前が守ろうとしているのは、自分自身だろ。」


「…っ。」


「俺達が傷つかないように、今のうちに離れておこう、とか考えてるんだろ。その方が、傷が浅くてすむからって。違うか?」


「そうなの…?笑美。」


「言っとくが、そんなのは逃げだ。俺達を言い訳にして、逃げてるだけだ。」



やめてよ…。


「本当に俺達の事を思っているなら、」


やめて…。


それ以上言わないで…。