君と過ごした日

「ねぇ、笑美…。なんで病気の事、俺達に言わなかったの?」


言わなかった理由、か…。


「ふふ…。何でだと思う?」


「え…。」


「あ、ごめん。ちゃんと話すよ。…んー。このこと、皆に言っても何か変わるとは思えなかったから。」


例えば、病気の症状が少し良くなる…とか。


「…っ、何よそれ。」


「そのまんま、だよ?だって、わたしが正直に
話して、皆に何が出来た?何も出来ないでしょう?」


「そんなの、分からないじゃない。」


「分かるよ。だから言ってるの。何も、出来ない。」


ごめんね。


凄く酷いこと言ってるのは、自分でも分かってるの。


でも、こうやって突き放しておけば、わたしが居なくなっても、傷が浅く済むでしょう?