「なにするのよっ!」
……っ!
「離してっ!いやらしいわね!バカッ、変態っ!!」
愛世はアルファスから発せられた言葉に心臓が止まりそうになって硬直した。
これは…あの日、私がアルファスに言った言葉だ!
愛世はゴクリと喉を鳴らし、きつく眼を閉じた。
「あの時は…申し訳ございませんでした」
「それは前にも聞いた」
どうしよう……!
背筋が凍る思いだった。
愛世はソッと眼を開けるとアルファスを見上げた。
「王様、離してください」
「その、いちいち勘に障る丁寧語を止めれば離してやる」
……それって…。
「……」
「……」
再びふたりの視線が絡む。
すると意外な事にアルファスが照れたように横を向き、先に視線をそらした。
その頬はほんのり赤く、決まり悪そうだ。
……これって……もしかして。
愛世は思いきって言った。
「離せ、アルファス」
「な、」
アルファスは驚いて愛世を見た。
は、離せ……?
アルファスは愛世がこんな思いきった冗談を言うとは思わず、呆気にとられた。
……っ!
「離してっ!いやらしいわね!バカッ、変態っ!!」
愛世はアルファスから発せられた言葉に心臓が止まりそうになって硬直した。
これは…あの日、私がアルファスに言った言葉だ!
愛世はゴクリと喉を鳴らし、きつく眼を閉じた。
「あの時は…申し訳ございませんでした」
「それは前にも聞いた」
どうしよう……!
背筋が凍る思いだった。
愛世はソッと眼を開けるとアルファスを見上げた。
「王様、離してください」
「その、いちいち勘に障る丁寧語を止めれば離してやる」
……それって…。
「……」
「……」
再びふたりの視線が絡む。
すると意外な事にアルファスが照れたように横を向き、先に視線をそらした。
その頬はほんのり赤く、決まり悪そうだ。
……これって……もしかして。
愛世は思いきって言った。
「離せ、アルファス」
「な、」
アルファスは驚いて愛世を見た。
は、離せ……?
アルファスは愛世がこんな思いきった冗談を言うとは思わず、呆気にとられた。


