雪のように白い肌と、桜色の唇。
それに漆黒の髪と同色の瞳は、星を散りばめた夜空のように神秘的である。
アルファスは須勢理姫に黙礼すると、地に片膝をつき愛剣ザリンダルを横たえて口を開いた。
「我はティオリーン帝国国王アルファス。
スセリビメとお見受けした」
「いかにも。私は須勢理姫でございます。
貴方達ですね。私をお呼びになられたのは」
身にまとったきらびやかな衣は、須勢理姫が動く度、繊細に揺れる。
アルファスはそんな須勢理姫を見つめていたが、やがて頭を垂れて視線を落とすと静かに願いを口にした。
「スセリビメ。どうかアイセを連れて行かないでくれ」
アルファス……!
愛世が驚く中、アルファスは続けた。
「これは俺だけの願いではない。ティオリーン帝国の民の願いでもあるんだ。アイセは悪鬼からこの国を命懸けで守ってくれた。そんな恩人を、俺はこの国の王としてみすみす逝かせられない。お願いだ、スセリビメ」
地に膝をつき、ザリンダルを手放して一心に願うアルファスを見て、そこにいた全ての人間が地にひれ伏した。
「スセリビメ。アイセの代わりにこのディアランの命を」
ディアランのその言葉に、愛世の身体がビクンと震えた。
「須勢理姫……!」
愛世が慌てて立ち上がり、須勢理姫の傍へ駆け寄る。
それに漆黒の髪と同色の瞳は、星を散りばめた夜空のように神秘的である。
アルファスは須勢理姫に黙礼すると、地に片膝をつき愛剣ザリンダルを横たえて口を開いた。
「我はティオリーン帝国国王アルファス。
スセリビメとお見受けした」
「いかにも。私は須勢理姫でございます。
貴方達ですね。私をお呼びになられたのは」
身にまとったきらびやかな衣は、須勢理姫が動く度、繊細に揺れる。
アルファスはそんな須勢理姫を見つめていたが、やがて頭を垂れて視線を落とすと静かに願いを口にした。
「スセリビメ。どうかアイセを連れて行かないでくれ」
アルファス……!
愛世が驚く中、アルファスは続けた。
「これは俺だけの願いではない。ティオリーン帝国の民の願いでもあるんだ。アイセは悪鬼からこの国を命懸けで守ってくれた。そんな恩人を、俺はこの国の王としてみすみす逝かせられない。お願いだ、スセリビメ」
地に膝をつき、ザリンダルを手放して一心に願うアルファスを見て、そこにいた全ての人間が地にひれ伏した。
「スセリビメ。アイセの代わりにこのディアランの命を」
ディアランのその言葉に、愛世の身体がビクンと震えた。
「須勢理姫……!」
愛世が慌てて立ち上がり、須勢理姫の傍へ駆け寄る。


