3時間目を受けている途中、 梨伊弥は登校してきた。 私は、朝の胸騒ぎは気のせいだとわかり、ホッとした。 「おい、杉原ー。遅刻だぞー。桜木が悲しんでたぞー。」 私達は先生も生徒も皆知ってる程の学校公認カップル。 先生がそんな冗談を言う。 「…っ?!先生!!私、悲しんでませんよ?!」 いきなり何を言い出すのかまったく…。 「はは、ごめんなー、守里。」 「梨伊弥も真面目に取るな!!//」 なんなのよ、人がせっかく心配してたのに〜!!