《有川玲緋side》


………今日の放課後もアイツと会う。

なんだか、緊張してる。


え?何で今更……って感じである。

全く、意味分かんない……。



今日最後の鐘が鳴って、私は桜菜のとこへ行った。



「桜菜ー、帰ろー………」


『ほら、あの子だよ!藍!!』



私の声をかき消すように聞こえた女子の声。

………見たことない子だなぁ。



『有川ってあの子なの………?』


(…………ん?)


わ、私………!?