**------------ 「ヤバいよぉ……終わんないよ……」 『なにが』 あれから何日かたった昼休み。 私は机にぐてーっと突っ伏す。 「間宮を落とす自信無くなってきた………」 『……相手が相手だからね』 そう、相手が相手なのだ。 あんなクール?というか謎なやつ 落とせる奴がいるのだろうか。 『けど、あれに惚れる子はいる』 私の考えを察したのか、桜菜がふいにそんなことを言った。 「えっ、いんの!?」 『当たり前でしょ、かっこいいんだから』 ………へ? 「あの人カッコいいの!?」