**--------- 《玲緋side》 身長155センチ、高校一年生。 ただ、それだけの普通の女子。 『おはよー、玲緋ー。 って!アンタまたチョコ食べてる!!』 教室に着いてすぐ、友達の“安藤桜菜”が言った 第一声がそれだった。 「いいじゃん、いつもだしー」 『逆にいつもすぎて、何で太らないのか知りたい』 普通に教室内でもぐもぐと板チョコを食べる私を、 桜菜は冷ややかな目で見る。 いつものことなのになぁー……。