…………どこの乙女だよ、私。 『…………なに、ジロジロ見てるけど』 「見てないですーっ」 ………やばい、緊張してる。すっごくしてる。 あと、40センチくらいの間宮との距離が いつもより近く感じる。 『…………そーいやさ、』 間宮が何か言い掛けた。 だからまた、彼の顔をのぞき込むと…… 『行かなかったよ?俺』 …………得意気に、意地悪そうに笑った、 アイツの笑顔が返ってきた。 その瞬間、顔に熱が帯びるのが嫌でも分かってしまった。