違う日にはカブの具だくさんの食べるスープ。
これはもったいなくて薄く皮を剥いてしまったばかりに、舌触りが悪くて失敗。
味は良かったのだけど。

また最終に近い日はおでん。
彼女にも食わせたかったとユウはブーイング。

そんなに量を作れないよ。
体力ないんだから。
意地悪したわけじゃない。

関東と違い、こっちはスジ肉が当たり前に売場に並んでいて、二パックもおでんに使う。

関東で生のスジ肉が買えるのは、は肉屋で牛を捌いた運がいい時だけで、スーパーでは串に刺さったボイル肉。

さつま揚げとはまた違ったふわふわの魚のすり身を揚げた、通称天ぷらの平天をたくさん入れた。
おいしくてすぐ無くなる。


一度だけカラオケをねだられ、子供達と三人で行く。

『オンマー』なんとかと言う、息子が母親にザンゲする歌をユウが歌う。かりゆし?

「あんた今心こめて歌ってた?」

と聞いてみた。

ケイも熱唱。

私が柴淳や鬼束のedgeを歌うと、ユウが間違ってるとうるさい。


大盛ピラフを分けて食べる。
綺麗な店だった。
私がよく通った映画館のある所で、べーグル屋はなくなりハーゲンダッツが入っていたが、側の音ゲーがうるさ過ぎてアイスがおいしく感じられなかった。

ここは一人で映画を見たり、ケイと本を選んだり、毎日来てた私の憩いの場所だった。