教室で1人になって、荷物を鞄に入れてると。 「あれ、ぼっち?」 蓮君が入ってきた。 「あ、うん。窪野さんは、バイトだから」 「そ」 鞄を背負うと、 「じゃあ、ばいばい。蓮君」 「いや、待って。送ってく」 「え、いいよ」 「危ないっしょ」 「…じゃあ」 そういって、家まで送ってくれた。 快く手を振って帰っていった。 家に入ると。 「お、おかえりー」 藍が料理をしていた。 「あ!藍!!」 久しぶりと抱きつくと。 「歓迎的なんはいいけどさ、お前今日そら帰り遅いぞ」 「えぇー」