呪い~選択の過ち~

「やばい、美緒見失った」

「本当、どうしちゃったんだろうね」

私達は美緒を追いかけるのに必死になりすぎて、

トイレに居たという幽霊の存在を忘れていた。

「ど、どうする?」

「どうしようもないだろ。
取りあえず手当たり次第に探すぞ」

「うん」

もう本当、どこ行っちゃったの……

「こ、怖いね」

「そうだな」

北校舎を全て回ったけど、結局美緒は見つからず、朝日が昇ってしまった。

今日は土曜日で学校には誰も来ない。

「どうする?」

「んー…一旦家に帰って、また夜来よう。家族が心配するだろうし、
トイレに居た幽霊も夜にしか活動しないだろ」

あ、そうだった。私の夢に出てきた幽霊ね。