弟、時々恋、のち狼


少しは自立、しなくちゃ。


ロウに出会ってから、アタシの性格は以前よりだいぶ明るくなれたと思う。
でもそれ以上に、甘ったれになったし、ワガママにもなった。


膝に乗せ、ふわふわの背中を撫でていると、気持ちがしっかり落ち着いてくる。
初めは堅く緊張していた小さな足が、次第にのんびりと伸び、うっとりと喉を鳴らした。


「ミィのおフトンでぇ……イッショにネてもよろしいです?」


眠たげに間延びした声に、笑みが漏れる。


「もちろん」


ホント、可愛いなぁ。

さっきまでの険悪な雰囲気も忘れ、しみじみ思う。


「一緒に寝よ」


久しぶりに。
二人仲良く。


ロウには悪いけど。

このままじゃ、アタシはバカになる一方だし、ラッラは苦しくなるだけだ。


だから、まず、ラッラを大切にしよう。

アタシは強く、心に決めた。