「なっ!なんだかアタクシがミィにイジワルしているみたいでシンガイですわぁっ!!
そりゃあ……このトコロ、スコしイジワルだったかもしれませんけど……」
オロオロと駆け寄ってくる。
ベッドに登ると、膝にすり寄る柔らかな感触。
自覚、あったんだ?
「……シット……してましたの……」
小さな愛らしさとは似つかわしくない単語。
「ミィがいると……ロゥはアタクシをミませんもの」
そんなことがあるんだろうか。
ロウはあんなにラッラのことを心配していた。
「ミィにアえて、ホントぉにウレしかったですわ……でも」
そんなことも、あるのかもしれない。
アタシたちはみんな、相当に人間くさくなったから。
女同士。
余計な気持ちも湧くかもしれない。
「ごめんね……ごめん」
何と言っていいのやら。
アタシが相当に浮かれてたのは事実で。
小さなラッラを気遣うどころか、アテにしてた。
「ラッラ、大好き」
「アタクシだって……」
こんな可愛い子にツラい思いをさせていたと思うと、今更ながら心が痛む。



