――ひゃっ!


すると、なぜか踏ん張りの利かない私の両足。

すかさず早川さんが手を貸してくれた。


「……すみません」

「ね? だから、もう少しここで休んだ方がいいって」

「……はい」


早川さんに従うことにした。


「何か飲む? 水がいいかな」


立ち上がりながら早川さんが冷蔵庫へと向かう。


その隙にバッグから携帯を取り出した。

北見さんに連絡しないと、心配をかけてしまう。


……あれ?
開いた携帯はなぜか電池切れ。


……そういえば。