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「ただいま」
「おかえりなさいませ。初の尾行はいかがでございましたか?」
事務所へ戻った私たちを迎えてくれた滝山は、冷えた麦茶を用意して待っていてくれた。
北見さんと揃って、それを一気に喉へと流し込む。
私に「我慢しろ」と言った北見さんも、相当喉が渇いていたみたいだ。
飲み終わると、すぐにおかわりを欲しがった。
「今日は特に異常なしでした」
二杯目も飲み干した北見さんに続いて、私もおかわり。
それでようやくカラカラの身体に水分が行き渡った気がした。
「さようでございますか」



