「そんなの出てきたってどうってことないだろ?だいたい見た事もねぇし」


「クックッ…そこで見つけた面白い子がいるんだ~♪でもいいところでいつも彼女の目が覚めてしまうから謎のまま終わってしまうんだけどね…」


「まさか…それがアオイだって言うんじゃねぇだろうな…っ…」


再び感情の高ぶったティーダが腰を上げようとすると、意味深な笑みを浮かべたマダラが上機嫌な口調で歌うように言葉を紡ぐ。





「えー?教えてあ~げないっ♪でも…」





「…君も部外者ってわけではなさそうだし…少しだけ教えてあげる」





それまで楽しそうにしていたマダラの口調が一変し、神秘的な瞳がティーダを捉えた。








「戦いにその身を置けば一番弱いお前が最初の犠牲者だ。しかし…」








「お前が持つ神具のおかげで少しは勝算があるかもしれない…」