「…………」
「……お父様……」
まさかキュリオがいるとは思わず、声がしたほうを見つめるアオイの目は驚きに見開かれている。
「……切り出せないって何の話?」
嫌な予感しかしないアオイは動揺しているのか傍にいる剣士と王の顔をしきりに見比べている。
「ねぇ……カイ……」
「…………」
不安な気持ちを抑えられずカイの腕にすがるアオイにキュリオの足音が迫る。
「……カイは大事な約束を破った。よって今後一切……城の出入りもお前に近づくことも私が禁じた」
「大事な約束……? だったら私も謝ります! お願い……カイを追い出すような事しないでっっ!!」
勢いよくベッドを下りたアオイがキュリオに懇願する。
「……今後お前の世話はアレスが担当する。それでも足りないというのなら別の者も付けよう」
「どうしてっ!? カイの代わりなんていないの! お父様っ!!」
「……お父様……」
まさかキュリオがいるとは思わず、声がしたほうを見つめるアオイの目は驚きに見開かれている。
「……切り出せないって何の話?」
嫌な予感しかしないアオイは動揺しているのか傍にいる剣士と王の顔をしきりに見比べている。
「ねぇ……カイ……」
「…………」
不安な気持ちを抑えられずカイの腕にすがるアオイにキュリオの足音が迫る。
「……カイは大事な約束を破った。よって今後一切……城の出入りもお前に近づくことも私が禁じた」
「大事な約束……? だったら私も謝ります! お願い……カイを追い出すような事しないでっっ!!」
勢いよくベッドを下りたアオイがキュリオに懇願する。
「……今後お前の世話はアレスが担当する。それでも足りないというのなら別の者も付けよう」
「どうしてっ!? カイの代わりなんていないの! お父様っ!!」