「そこまでだっ!!ヴァンパイアめっっっ!!」




「…えっ?え?」



「なに?なんなの!?」



どこからともなく響き渡った図太い声に辺りがざわめく。



一瞬部屋が暗くなり…そして照らされた広間の前方。



まさかと思い、目を疑ったアオイたちが見たものは…




「…ぶっ!!」




「覚悟しろ!ヴァンパイアめ!!このキュリオが成敗してくれるっっ!!」




凄まじく体育会系な肉体に銀色のウィッグ、体には透けるような白いシーツを纏った担任の教師の姿があった―――。