ツーと頬に流れる一筋のなみだ。 だが、幼い彼女はこの涙の意味がわからない。 しかし… 思い出せない何かが激しく心を揺らし… 悲しみに押しつぶされてしまいそうな小さな体を包んでくれる、この優しい腕がいまはただ嬉しかった―― ―――徐々に東の空が白みはじめると朝を唄う鳥たちの声が悠久の風に流れ、優しい日の光が大地を照らす―― そしてこの大地でひときわ美しく光輝く、悠久の城の主であるキュリオは日の出とともに目を覚ました。 (朝か…)