すると背後のダルドは驚いたように美しい彼の顔を見つめた。 「…キュリオは…この悠久の王様、なの…?」 信じられないといった様子でダルドは深呼吸し…意識を集中させる。 「…っ!!」 そして何かを感じ取った彼は、ゴクリと喉を鳴らした。 …キュリオを取り巻くオーラも優しさも、いつもこの悠久満たしている彼の気配そのものだったからだ―――