「行くところがないのなら私の家においで」



あたたかい笑みと共に目の前に差し出された真っ白なキュリオの手。



この暗闇の森の中、白銀の髪をもつ自分の姿はとても目立つと思っていたダルドだが…
それ以上に彼は目を引くものがある。




―――それはこの見事な翼のせいだけではない。




彼が全身に纏う淡い光が…ただ者ではない何かを感じさせるのだった―――