来た道を戻り、今度は脇目も振らず中庭をすすむ。 (幼子への食事はあまり間を空けなかったのではなかったかな…) 本格的な子供の世話をしたことがないキュリオだが、この敷地内に孤児院があるため基礎知識くらいは身につけている。しかし、そう思ったとたんに不安がつのり…彼は厨房のミルクがしまってある保管庫へと向かったのだった―――― カタンと鍋の金属音が鳴り、 バタンと保管庫の扉を閉める音が響く。 さらにチャポチャポとミルクを注ぐ音が続くと…鍋底を熱する火のあかりで部屋がほのかに明るくなる。