『……』 音も風も無く…一瞬、時が止まった気がした。 無表情の翡翠の瞳がじっとこちらを見ている。 その彼は…淡く光輝く金のオーラを纏い、どこか儚げな印象を持つにも関わらず…ただ存在しているそれだけで伝説と言われる千年王だということにアオイは気づかない。 …この瞳…どこかで… 魅入られ、彼から視線が離せない。そして…確かに見たことのある美しい瞳にアオイは頭を悩ませた。 すると… 『…そなた…名は?…』 口も開いていないはずの彼の声が…直接頭の中に響いた―――