『…大丈夫ですかな?キュリオ様』


最後となる[雷の国]からの返答に、キュリオの決断が揺らいでいるように見えたガーラントは心配そうに声をかけた。



「ああ、問題ない」



それだけ返事をかえしたキュリオは、ゆっくり封を開いていく。カサリと手紙を取り出すと、丁寧に書かれた短い文章に目をとめた。エデン王の代理だという謝罪の言葉に続くのは…











"該当者なし"










の見慣れた文字だった――――――